着ていてテンションがあがる服を仕事に着ていく勇気がない
!着ていてテンションがあがる服を仕事に着ていく勇気がない
タイトルですが2度言っちゃう。
思えば服を選ぶとき、 このことがずっと課題だった気がします。
いいなと思う服はプライベートで着たい服ばかり。
お店で素敵と思う服を手にとって、「 でも仕事に着て行きづらいな」と考えてしまう。
結局、仕事でも着られそうで、その中では好きでもある、 まあちょうどいいか、と自分が感じる服を選んでいました。
一言でいうと「無難」と感じるものを選んでいる、 と最近気がつきました。
(自分でも基準がよくわからない、非合理で、謎なラインの「 無難」です。)
自分の好きな要素の中に、「シンプル」や「きれい」 も含まれているので、 好みとTPOが正面衝突するわけではありませんでした。 だからなんとなくここまで来てしまった。
でも本当は、シンプルの中にちょっと変わったシルエット、色、 質感などがほしい。遊び心というか、チャーミングさというか、 ちょっと目立つ部分が含まれるようなコーディネートがたぶん好き 。
まだこの辺り自問自答中ですが、仕事で着ている服( つまり一年の大半の服装)は100% 好きというわけではありませんでした(70% くらいは満足していたはずが、最近50~60% くらいになってきた)。
そして制服化に向けて心の底から気に入る服を探そうと思ったとき 、この「無難」を探す路線をどこまで進めていっても、100% 好きな服は見つからない、とやっとわかってきました。
今の私が「仕事でも着られる」と思う服のなかに、大大大好き! と思える服はたぶん無いのだと思います。これはもちろんお洋服が悪いのではなくて、本当に、 私のスタート地点の問題でした。
たぶん本心は「無難」で居たくないのだと思います。 それなのに、「無難」で、 かつ気に入るものがないかと探しているから、見つからないんです、 そんなものは。
だからコンセプトが大事なんですね、 わかっている気でいたけど、わかっていなかった…。
これに気づいてからは、 もう仕事で着られるかどうかとか考えずに服を見ようと思いつつ、 やっぱり一年のうち職場にいる時間が圧倒的に長いので、 着られるかな?と頭の片隅で考えています。ただそれで買う・ 買わないの判断をしないようにするだけでかなり違いました。
ファッションの糖衣と仕事
これは自分の「なりたい」 と仕事におけるTPOの嚙み合わなさの問題だとずっと思っていた ので、これが私の糖衣なのだろうし、 今の仕事を続ける限り仕方ないか…と思っていましたが、 そう単純な問題でもなかったことに気がついてしまいました。
ファッションのセイロガン糖衣Aのお話↓
別に職場で「無難」は求められておらず、 服装はすごく自由というわけではないけれど、 まあそこそこに自由で、私が着たい服を着ていくことも、 ルール上無理なわけではないんです。
タイトルに「勇気がない」と書いたのはそれだからです。 誰も禁止してない。
で、じゃあ勇気を出したいのか?と考えていたら、 あんまり勇気を出す気がない。びっくり。
考えていたら、もうなんか…そもそも仕事が苦しいんですよね…… 毎日労働するということ自体が……。
私にとって、もはや服装というより、仕事が糖衣でした。 組織に所属して毎日仕事をすること自体が、 自分にとって糖衣で、しかも厚すぎて中身は全然出てません。
プライベートではわりと中身が出ているので、 そのギャップに自分で疲れます。 分厚い糖衣の鎧を背負って出勤し… 自分の中身がセイロガンだったことも忘れ…
仕事と仲良くなれない
仕事と仲良くなれません。これがずっと課題、人生の課題。
みんな大なり小なりそういうものかな、 きついけど仕方ないと思って我慢してやっているのかなと思ってい たのですが、必ずしもそんなことない…みたい…!?
もう30代になって数年、そこそこ働いてきて、 慣れたら変わるかなと思っていたけれど、 そういうことではなかったみたいです。 そもそも大学時代のバイトすら、 苦しみながらずっと続けていました( 毎週辛がってるよねと友達に言われていた笑)。
今の職場の問題というよりは、 私自身の中になにか辛さのたねがあるのだろうと感じています。 一般的にみておそらくホワイトではない職場ですが、 非常にブラックというわけでもありません。 人間関係もありがたいことに恵まれています。
でも正直体力的にはきつい。もう少し負担が軽い仕事なら生き生き仕事ができるのか、 そういう問題ではないのか(なさそうな気がする)、 もうなにもわからない…自信がない…社会とも仲良くなれないよ… …。いつまでも、仕事や社会というものが、自分のものではないような気がする。いつもアウェーな気持ちがする。
でも仲良くなりたいね……。
ラベンダーピンクのワンピース
ファッションのことを考えていたらまた深淵にたどり着いてしまったのですが、でもたぶん初めて、仕事や社会と仲良くなりたいと思いました。 そう書いたことに驚き。
仲良くなりたくなかったわけではなく、 今までもう完全に諦めていたんです。 どうやら自分は仕事全般に向いていないみたい、 でも働かないわけにいかないから、 我慢して頑張るしかないんだろうと。労働コンプレックス(?) がすごい。
でももしかしたら、仲良くなる方法もあるのかもしれない…?
あきやさんのこの記事、大好きすぎます↓
最近ラベンダーピンクのふんわりしたワンピースを試着したんです。華やかだけど大人っぽくもある雰囲気で、素敵でした。
買ってはいないのですが、試着の写真を撮りました。やっぱりその時も、仕事には着ていけないな…と思いながら試着したのですが、 数日たって写真を見返して、華やかで可愛いなと思っています。
これを着て仕事ができたらどんなにいいだろう。 これを着ている私が人の役に立っているとしたら、 一体何をしているだろう。
全然結論は出ないけれど、ファッションのわくわくが、 少しだけ希望を見せてくれているのかもしれないな、と思います。